
典型的な通訳案内業務の例
通訳案内業務の考え方
通訳案内業務とは、サービスを受ける者に対して、単に日本語を翻訳して伝えたり、旅行の円滑な実施上必要不可欠な範囲内で事物の名称等を伝えるにとどまらず、その事物の背景にある我が国や地域の地理、歴史、文化、政治等を含めて、自らの知識を用いて能動的・積極的に説明を行う行為をいう。
その代表的な例は以下に列記した行為である。
なお、以下の行為については、あくまでも通訳案内業務の一例であり、当然のことながら通訳案内業務はこれらの行為だけに限られるものではない。
その代表的な例は以下に列記した行為である。
なお、以下の行為については、あくまでも通訳案内業務の一例であり、当然のことながら通訳案内業務はこれらの行為だけに限られるものではない。
(集合時)
- ツアー行程における見所に関する背景やつながりを説明する行為
- これから訪れる観光地について、地理、歴史、文化等の紹介を交えながら詳しく説明する行為
- 日本の硬貨、お札を説明する際に、印刷された人物や建物について解説する行為
(移動中)
- 車窓から見える風景について、単に地図等に記載してあるその事物の名称を伝えるにとどまらず、その内容、背景等を説明する行為
- 車窓から見える施設等について、それにまつわる歴史、文化等を交えて説明する行為
(目的地)
- 観光において、単に地図等に記載してある事物の名所を伝えるにとどまらず、その内容、背景等を説明する行為
- 旅行者からの個別の依頼に応える形で、案内板に記載された観光施設に関する説明を翻訳して伝えるにとどまらず、自らの独自の知識に基づく説明を併せて行う行為
(宿泊時)
- ホテルや旅館の利用方法を伝えるとどまらず、その建物の内容やできた背景等を説明する行為
- 旅館システムの歴史、特徴を説明する行為
(食事)
- 箸の使い方や食事の基本的なマナー、料理に使われている材料等の内容を教えることにとどま らず、個別の料理の効果やそれができた理由等について説明する行為
- 料理の食材や調理方法の説明に付随して、歴史、文化等に説明する行為